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『オーパ、オーパ!!』 開高健 [最近読んだ本]

最近読んだ本という訳では無いが、開高健の小説は定期的にごそごそ引っ張り出し、読み返したくなる。

オーパ、オーパ!!〈アラスカ至上篇 コスタリカ篇〉 (集英社文庫)

オーパ、オーパ!!〈アラスカ至上篇 コスタリカ篇〉 (集英社文庫)

  • 作者: 開高 健
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 1990/12
  • メディア: 文庫



『野外へ行くこと、釣りに行くことが、手垢まみれの慣用句でいう”狂気の文明からの偉大な逃走”であるならば、そして事実その通りなのだが、狂気の混沌から逃げ出したつもりがここでふたたびもっと露骨な狂気の沸騰に出会うこととなるのである。これはもうどうしようもない現代の特質なのであって、”狂気からの逃走”という観念そのものが、甘チャンの、ボクチャンの、発作的感傷にすぎないものであることを徹底的に知覚させられるわけである。』


文中より特に気に入っている部分を抜粋した。何回読んでも名文だ。

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